母の日
最近は保育園や小学校でも「母の日」なんてセンシティブな行事には触れないことになっているみたいで、「子どもが園で作ってきたプレゼント」なんてもらったことがないし、夫は子どもに母の日を祝わせるように仕向けるような気の利いた事をする人でもない。
なので、母の日はもっぱら私から姑と実母に(義理で)プレゼントを贈る日でしかなく、姑には1月ほど前に仕事の空き時間にネットで花を注文した。(これは贈り忘れたら大変な事になるから、事前の準備が大切!)
近くに住んでいる実母には適当に見つくろえばいいやと、母の日当日、近くのショッピングモールを、そんなに値段が張らないのに高そうに見える物ないかなぁ~とブラブラ歩いていると、ふと「あと何回母の日にプレゼントを贈ることができるのだろう」と猛烈に切ない気持ちになった。
いろいろあったけれど、必死に私を育ててくれた母。その母に感謝の気持ちを伝えられる日はあと何日あるのだろう。
さきほどまでの自分を猛烈に反省し、母のために特設会場で一番高価だった鉢植えと、ブランド物の日傘を購入した。
そして夕方。プレゼントを届けに。
母「あ~、これ、●●で買ったんじゃない?あそこの花、すぐ枯れるのよね。え?日傘もくれるの?これ、近所のスーパーで安売りしてたやつでしょ?」
私「・・・・・・。」
まぁ、あの、長生きしてください、お母さん。