断捨離と姑
言いたくないんだけど断捨離、あれものすごく迷惑なんです。
数年前。
70歳の誕生日を迎えた姑が「私ももう先はそんなに長くない。元気なうちに今流行りの『断捨離』をしようと思う」と宣言しまして、まぁこう言っちゃなんですが夫実家はガラクタに埋もれたゴミ屋敷寸前の家ですので、「お義母さん、そうですよね!断捨離、サイコーです!」と調子を合わせたのですが・・・
その後、我が家に送られてくるガラクタ、ガラクタ、ガラクタ・・・
「これ、買った時は高かったのよ~!」というバカでかい花瓶。(傘立て?!ってくらいの大きさ)
「若向きだから私にはちょっと着られなくて」というガンダム級肩パッドの入った真っ赤なセーター(胸に「ボンボン」がたくさんついている)。
「捨てるのはアレだし、でも着物は嫁子さん着ないでしょうし」ということでわざわざ仕立ててくれた着物リサイクルワンピース(中途半端なふくらはぎ丈。こちらもガンダム級肩パッド入り)。
「お土産でもらったんだけど置く場所もないし」と気味悪いフランス人形(夜中に歩きそう)。
「子どもが小さいうちは食器はすぐに割れるからね」と山崎パンまつりの中途半端な景品皿。(いらんし!)
最初こそガラクタを押し付ける姑に腹が立ったりもしましたが、年代的に捨てることに必要以上の罪悪感を感じているのだろうから、その罪悪感を薄めてさしあげることで徳を積んでいるのだと気持ちを切り替えて、夫とも相談してこっちでこっそり捨てることにしていたのですが・・・
昨日、姑から電話が。
「嫁子さん、今度そちらに遊びに行く時、例の着物リフォームワンピースで一緒にお出かけしましょうよ♪」
あぁ、もう断捨離、大嫌い!
なんて言い訳しようかと考えるだけで今から頭が痛いです。