山下君と田中君(仮)
新学期になると子どもが学校から新しいクラス名簿を持って帰ってくるのですが、毎年「あれ?名字が前と変わってる・・・」というお子さんが学年に2,3人いるのです。
で、今年も息子が持ち帰った名簿を見ていると・・・毎日のように息子が一緒に遊んでいる友人の名字が変わっているのに気付きました。
このご時世、離婚や再婚も珍しいものではなくなってきましたし、もしかしたら相続税対策で親戚の養子になったのかもしれないですが、それはともかくアラフォー母の頭はガチガチに固まっているので、混乱してしまいました。
もしお友だちが急に家に遊びに来たらどうしよう。今まで「山下くん(仮)いらっしゃい!」と言ってたのに、急に「田中くん(仮)いらっしゃい!」なんて呼びかけたらなんかいやらしいよね。かといって、田中くんに変わったのを知ってるのに「山下くん、元気だった?」なんて話しかけるのももっといやらしい。
もしもデリカシーゼロの息子が「お前どうして名字変わったんだよ」なんてしつこくお友だちを問い詰めたりしたらどうしよう。ぼけ~っとした息子だからそんなことはないと思うけれど、でも事前に注意しておくべきだろうか。いや、変な先入観を与えることになってしまっては逆効果だ。
母がまだ発生してもいない問題で頭を悩ませていたところ、ふと気付くと息子が横でその友人に電話をしているではないですか。
「おぅ、山下?お前、なんか名字変わっとったな。それはそうと今から遊べる?」
あっさりしてる・・・(笑)
悩んでいたのは何だったんだろう。我ながら小さいな。そうだよね、名前なんか関係ない、今遊べるか遊べないかだけが彼らにとっては重要なんだ。
これくらいあっさりしてたら、ママ友間のめんどくさいゴタゴタなんて発生しないんだろうなと、小学生男子の単純さを羨ましく思った出来事でした。