アラフォー奥さんの頭の中

読んでも何の役にも立ちません

保育園入所戦争の思い出

息子の幼稚園入園についてはこの間書いたのですが、娘の保育園入園は別の意味で大変でした。 

 

ameamesan.hatenablog.com

 

 第二子出産・育児のため、数年間仕事をお休みしていたのですが、上の子が小学校に入るタイミングで仕事を再開しようか、それなら下の子は保育園に・・・と思ったものの、まぁこのご時世そんなにうまくいくわけないですわよね~、奥さん。

 

まず、「個人事業主(フリーランス)」として社会復帰しようと役所へ入所申し込みに行ったのですが、お役所の方から見ると「個人事業主だったら子どもの世話をしながら仕事できるじゃないですか♪」ということになるのですね。

 

でも新生児ならともかく、目が離せない1歳、2歳の子どもをそばに置いて仕事をするなんて100%無理。3歳以上でも、幼稚園から帰ってきたらどうするの?お客様の大事な書類にヨダレを垂らしたり、落書きをしたりするかもと考えただけで気絶しそうです。

 

「ただでさえ待機児童がたくさんいるのに、アナタ、内職(!)くらいで保育園なんて入れないわよw」と二の腕が太ももくらい太い中年女性担当者にせせら笑われ(忘れもしないぜ!)、仕方なく雇ってもらえるところを探しました。 


とはいえ、小さな子どもがいる人間を雇ってくれる奇特な同業者なんてそう簡単に見つかりません。 

 

途方に暮れていたところ、ちょうど「子持ちのオバさんならお茶くみやゴミ捨て等の雑用も嫌がらずにやってくれるだろうし、客を横取りするようなこともないだろう」という理由で(←これ本当に言われた)雑用係兼事務員として雇ってくれるところが見つかり、はてさて、第一希望ではないにしても通える範囲の保育園になんとか補欠ですべりこみ、無事入園がかなったのです。

 

(おそらく、これでも超激戦区と比べるとまだまだ楽に入所できたのだろうと思います。)

 

もちろん、雑用係として雇ってもらったとはいえ、フリーで仕事をしていては経験することができないような案件に関わらせてもらうこともあったので、勤務経験がまるっきり無駄になったわけではありません。数年間とはいえブランクがあったので、社会復帰の準備に役だった面もあります。ですので結果オーライだったとも言えるのですが・・・



でも、一人でやっていけるスキルがある人間が、個人事業主という立場だと保育園に入れず、雑用係として雇用されたら保育園に入れるって、日本経済全体からみて大損失だと思うんだけどなぁ。



と、役所の人に訴えてもまったく聞く耳を持ってくれなかったので当時はかなり憤ったのですが、今はどうなっているのでしょうね。当時よりは保育園をめぐる状況も改善されているのでしょうか。