見習い職人
我が家はあらゆるところにガタがきた築40年以上のボロ家なのですが、ずっと住んでいると目が慣れてしまって、普段は何とも思いません。
しかし、先日ふと
畳、ボロボロやん!
と気付き、畳の表替えを依頼することにしたのです。
我が家にやってきた職人さんは二人。
「この道50年頑固職人」みたいなおじさんと、金髪色白で線の細いちゃらいお兄さん。
頑固おじさんはちゃらいお兄さんに「何やってんだ!」「こっち持ちやがれ!」とかなんとか指導しつつ大事な作業だけを二人でやって、後はちゃらいお兄さんに任せて先に帰ってしまいました。
残されたちゃらいお兄さん。
頑固職人さんがいなくなったら途端に本領発揮して、畳の高さを合わせたり、ゆがみを調整したりテキパキと働いています。
私「畳も奥が深いんですね~」
お兄さん「そうっすね~。この会社入るまで畳とか全然興味なかったっすけど、今ははまってます」
私「そんなに丁寧に作業するもんなんですね~」
お兄さん「なんせ畳LOVEっすから」
その後、雑巾を用意させられ、畳の拭き方をスパルタ指導され(笑)
「じゃ、ありがとござ~やしたっす!」
とちゃらいお兄さんは爽やかに帰って行きました。
なんかいいね、お兄さん!
うちの子どもたちもあんな風に爽やかな仕事人になってほしいなって思いました。