アラフォー奥さんの頭の中

読んでも何の役にも立ちません

保育園と絵本と娘

保育園の頃の娘は、恥ずかしがり屋で家族以外のほとんど誰とも話さず、部屋の隅っこで空想にふけっているような子どもだった。(今では考えられないけれど 笑)

 

昨夜、電気を消して布団に入ってから娘が「思い出した」と言って保育園の頃の話をしてくれた。

 

当時、保育園で絵本の定期購読を斡旋していた。知らなかったけど、実際に定期購読していたのは我が家だけだったらしい。

 

毎月、担任の先生から「はい、今月の絵本よ」と娘だけに絵本が手渡される。そうすると、いつもは壁際でポツンとしていた娘の周りに人だかりができて「わ~、今月は何のお話?」「●●ちゃんだけいいなぁ!どうして本をもらえるの?」等、その日だけ人気者になれたそう。娘はそれがものすごく嬉しくて、絵本をもらえる日が待ち遠しかったんだって。

 

その話を聞いたら、保育園時代のあの不器用で、友達のいない、不安気な娘の姿がぱっと思い出されて胸がいっぱいになった。

 

保育園が斡旋してくれた絵本は、娘には難しすぎて結局ほとんど読まなかったのだけど、あの本たちがそんな役目を果たしてくれていたのだと知ったら、あの時買ってあげていて本当に良かったと思う。