アラフォー奥さんの頭の中

読んでも何の役にも立ちません

保育園と絵本と娘

保育園の頃の娘は、恥ずかしがり屋で家族以外のほとんど誰とも話さず、部屋の隅っこで空想にふけっているような子どもだった。(今では考えられないけれど 笑)

 

昨夜、電気を消して布団に入ってから娘が「思い出した」と言って保育園の頃の話をしてくれた。

 

当時、保育園で絵本の定期購読を斡旋していた。知らなかったけど、実際に定期購読していたのは我が家だけだったらしい。

 

毎月、担任の先生から「はい、今月の絵本よ」と娘だけに絵本が手渡される。そうすると、いつもは壁際でポツンとしていた娘の周りに人だかりができて「わ~、今月は何のお話?」「●●ちゃんだけいいなぁ!どうして本をもらえるの?」等、その日だけ人気者になれたそう。娘はそれがものすごく嬉しくて、絵本をもらえる日が待ち遠しかったんだって。

 

その話を聞いたら、保育園時代のあの不器用で、友達のいない、不安気な娘の姿がぱっと思い出されて胸がいっぱいになった。

 

保育園が斡旋してくれた絵本は、娘には難しすぎて結局ほとんど読まなかったのだけど、あの本たちがそんな役目を果たしてくれていたのだと知ったら、あの時買ってあげていて本当に良かったと思う。

 

 

 

 

褒めあげ商法にご注意あれ

 

うちの夫は、理工系専門書を何冊か出版しています。

 

(自慢っぽく聞こえたらすみません。今日はそういう趣旨の話じゃないので、そこはサラッと流してください。)

 

ただ、理工系専門書なんて読む人が限られているので、大ベストセラーになったり、印税ガッポガッポ!なんて種類のものではないのです。

 

で、それを前提としまして・・・

 

昨日、夫のところに「広報堂のS木」を名乗る人物から電話がかかってきまして

 

国会図書館であなたの本を偶然読みました。大変素晴らしく社内の全員が感動しました。そして、社長自ら『こんな素晴らしい本を全国民に知らせたい!』と申しております。つきましては書評を某全国紙に出したいので24万円払ってください」

 

と言うそうなのです。

 

夫は単純で「おバカ」なところがある人ですので、この電話を真に受けて「あの本をここまで理解してくれる人がいたのか!」と舞い上がってしまい、妻である私に知らせてくれたというわけなのです。

 

で、当然ですが、

 

  •  社員全員が感動したと言うが、一般的には広告代理店の社員は理工系の専門知識を持っていないはず。それが、全員が読んで感動したとは訳が分からないにもほどがある。もし本当なら「●●理論についてのあなたの意見をきかせてくれ」と電話の相手に聞いてみて。

 

  •  だいたい、本当に素晴らしい本の書評なら、タダで新聞に載せてもらえるものだろう。24万円も払うなら単なる商業広告ではないか。本当なら新聞社本体から連絡があるのが筋だろう。

 

  •  仮に広告を出すとしても、専門書を購入する層は限られている。一般全国紙に書評が載ったからといって、理工系を専門としていない「普通の人」が購入するとは思えない。印税で24万円の元を取ろうと思ったら、何冊売りあげねばならないのか、計算したらバカバカしさが分かるのでは?

 

  •  だいたい、先方から送られてきたメールのアドレスがyahooの捨てアドレスだし、先方の会社のブログとやらが、広告代理店のブログとは思えないクオリティ。(フォントやポイント数もバラバラ、画像が斜めetc)こんな会社を信用していいのか!?

 

など、滔々と夫に伝えまして、そうするとさっきまでテンションMAXだった夫がどんどんしょんぼりしだしまして、最終的には「分かった、キミに相談して良かったよ。断るよ」と・・・。

 

こんな詐欺まがいの広告に24万円も払わなくて良かった、と家庭の主婦としてはホッと胸をなでおろすのですが、しょんぼりした夫の姿を見ると妻としては切なくなってしまいました。

 

絶対に読んでもいないくせに、(そして、一冊さえも買っていないくせに)単純で素朴な人間を持ちあげて、褒めあげて、無意味な広告を売りつけようとして、本当に腹立たしい!としょんぼりした夫を見ると余計に怒りが湧いてきました。

 

可哀そうなので、今夜は夫の好きな刺身を買ってきておいてあげよう♪

 

ちなみに、この会社を検索すると、似たような話がたくさんヒットします。同じように、一瞬浮かれてよく考えるとムッキー!な経験をした方はたくさんいらっしゃるんだろうなぁ。

昨日のこと

我が家は息子(兄)は勉強が良くできて、娘(妹)はさっぱり。

 

昨日、息子がとある検定試験を受けた結果が返却されてきた。

 

100点満点で合格。

 

簡単だと言っていたし、実際合格したであろうことは確信していたけれど100点満点ってすごいね!と喜んでいたら、娘が大泣きして家を飛び出してしまった。

 

追いかけて行って話を聞くと、私は表彰状をもらったことがない、私はきっと検定を受けても合格しない、私は漢字も覚えられない、私は算数も苦手だ・・・と。

 

いつも娘にも息子にも、人にはそれぞれ得意と不得意があるし、それぞれ良いところがあるし、好きな事も人によって違うんだよ、という話をしているけれど、彼女にとってはそんなのは何の気休めにもならなかったんだろうな。

 

ましてや、我が家の場合、勉強も、スポーツも、図工も習字も何もかも兄の方が良くできる。いくら「それぞれ良いところがあるんだよ」って言っても、娘には何の説得力もなくて劣等感ばかりが募っていくんだろうな、と思うと胸が締め付けられて、汗臭い、ベトベトした娘が落ち着くまでずっとぎゅーっと抱っこしていた。

 

幸い、その後は何事もなかったようにケロッとして、今朝も元気に学校に出かけて行ったんだけど、どうしてあげるのが正解なのかな。どこのお家のお父さん、お母さんもこんな風にみんな毎日後悔したり反省したり悩んだりしてるのかな。

 

本当はやることがたくさんあるのに、ずっと昨日のことを思い出してしまうからここに書いてみた。書いてもどうにもならないのだけど。

 

 

お祝いパーティー

息子と娘にそれぞれちょっとしたささやかなお祝いごとがあり、「今夜はお祝いパーティーをしようね!何でも好きなメニュー作ってあげるから言ってごらん」と言ったところ、

 

息子「白米。」

ちらしずしや赤飯、カレーライスなど「米と何かが混ざったもの」を食べさせられるのが嫌いな人なのです。

 

娘「豚の生姜焼きが食べたい!」

た、確かに美味しいよね。白米とも合うし・・・。

 

ということで、結局、昨日は、白米・豚の生姜焼き・味噌汁・サラダというごくごく普通の夕食になりました。

 

きっと私が料理上手で、何とかのゼリー寄せだの、フォンドボーのどうちゃらこうちゃらだの(イメージだけで書いてますので、それが何か分かりません)いろんな料理を普段から作っていたら、「何でも好きな物を言ってごらん」と聞かれたときに華々しい素敵メニューを希望するんだろうな・・・と何だか申し訳なくも思ったのでした。

 

まぁ、楽でいいんだけどね♪

お弁当の本

高校生の頃から作りはじめて、会社勤めをしていた頃までは一つ。

結婚してしばらくの間は私のと夫のと二つ。

今は夫のものを一つ。

たまに子どもたちの遠足弁当や、春夏冬の長期休暇中のお弁当も。

考えてみるとお弁当作成歴はすでに20年以上になっている。

 

たいてい前日の残りものと、冷凍していた作り置き、あとはプチトマトを隙間に入れて出来上がりっていうような簡単な物だから「がんばってる感」は全くないんだけど、よく考えると20年以上ってすごいなぁと改めて思う。

 

 で、知人がブログで薦めていた本。

私たちのお弁当 (クウネルの本)

私たちのお弁当 (クウネルの本)

 

 

 

明日も私たちのお弁当 (クウネルの本)

明日も私たちのお弁当 (クウネルの本)

 

 

 

クウネルの本 もっと私たちのお弁当

クウネルの本 もっと私たちのお弁当

 

 

理研究家や人気ブロガーのお弁当本は「へぇ~そうですか」くらいなもので印象に残らないのだけど、このシリーズは面白かった。

 

ごく普通の人が、ごく普通の日に、職場に持って行ったり、ダンナさんや奥さんに作ってあげるお弁当が延々と掲載されている。 

 

他人の普段の生活をのぞき見る感覚って楽しい。3冊一気に読んじゃいました。

 

オチのない話ですみません。